ぼくが、わたしが活動を始めた理由

世界一あったかい缶詰コノヒトカンが誰かのお腹と心を満たすまで

コノヒトカンプロジェクト代表/ネイリスト 三好千尋

  • 知る
  • 2022.07.21

貧困とフードロス問題の課題解決に取り組む「コノヒトカンプロジェクト」。廃棄される食材を缶詰に加工し、SDGsに取り組む企業に支援を募り、子ども食堂やフードバンクに缶詰を届けています。助成金では、子どもたちに農業体験や食育活動を実施する。

新型コロナウィルスの影響で、ネイルサロンを経営している私は、キャンセルが相次ぎ大打撃を受けていました。知り合いの飲食店のお店も来店者数が激減し、「今日のお客さんは一組しか来なかった……」という声を聴き、私はいてもたってもいられなくなりました。そこで、困っている飲食店を十数店舗集めて、地域コミュニティー型お弁当販売「倉敷居酒屋マルシェ」を開催。来店者の少なくなった飲食店や、外食ができない地域の人達に、元気になってもらいたいという想いからでした。

その時、まだ食べられるのに売れ残ってしまうお弁当。これを食事に困っている人へ届けられないかな?と思うようになったのです。

コロナの影響を強く受けている深刻な貧困家庭。また、一方で飲食店、観光業が衰退し、食材が余り、廃棄に困っている企業。「貧困問題」と「フードロス」、この2つの問題を解決するため『コノヒトカンプロジェクト』を立ち上げました。

廃棄されてしまう前の食材を買い取り、岡山県の料理長の方々にレシピ開発をお願いし、長期保存が可能で手軽に食べられる『コノヒトカン』という缶詰を作りました。肉缶と魚缶の2種類あり、1缶(160g)を炊きあがったご飯2合に混ぜるだけで3~4人前の食事になります。

また、『コノヒトカン』の出来上がった経緯、ストーリーを子ども食堂や児童養護施設、学校の子ども達に、授業やイベントを通して伝える事で、フードロス問題や貧困問題を考えるきっかけ作りになります。子ども達と一緒に考え、学び、明るい未来が描ける社会を実現していくことを目標にしています。

『コノヒトカン』が誰かのお腹と心を満たすまで、私たちは活動を続けてまいります。

小学生にコノヒトカンの活動を伝える授業

〈出典〉fueki78(2022年5月25日)