小学生に理科の楽しさを伝え、科学的に考える力を育てる

団体名:放送大学学生団体 科学わくわくクラブ
代表者:三宅美郷 所在地:倉敷市 設立年:2012年 メンバー数:36名
助成年度:2023年度 教育文化活動助成
  • プログラミングでロボットの走行に挑戦!

活動の目的

小学生を対象にした「科学講座」を実施し、「科学の面白さ」と「科学的に考えることの大切さ」を伝える。
・小学校への出前授業では、小学校の先生が授業では実施しにくい実験や内容を取り扱い、生徒たちの興味と理解を深める。
・公的な機関(サイピアなど)での科学講座では、科学に興味のある小学生が参加しているので、より深い内容も理解できるようにする。また保護者が一緒に参加している場合が多いので、自宅に帰ってから家族で話し合ったり考察することが出来るような話題の提供も行い、科学への理解を深めてもらう。
・県内でも岡山市、倉敷市から遠い地区(県北や県の東部、西部)で科学教室を開催し、地理的な問題で科学教室に参加することが難しい子どもたちにも我々の科学教室を届ける。

活動の内容及び経過

活動の内容
小学校への出前授業10回(4校)。サイピアでの科学講座12回。公民館での科学講座10回。津山まちなかカレッジでの科学講座7回。倉敷科学センターでの科学講座2回。その他の児童クラブ、教育委員会からの依頼、小学校の保護者会など10回。
岡山県生涯学習センターの京山科学キッズフェスティバルにも出展しました。
活動の経過
サイピアでの科学講座、小学校への出前授業などは、これまで通りの実績で経過しました。
これまでは活動経験のなかった県北地区、津山市まちなかカレッジでの科学講座を始めたのが大きなトピックです。科学講座の内容のすり合わせに苦労しながらも年間7回の開催が出来ました。また、倉敷科学センターでも初めて2回の科学講座を行いました。

活動の成果・効果

成果・効果に関しては、
1、科学講座を受講した子どもたちの質問やアンケートや感想文から判断しています。「〇〇に関してよく分かった」「〇〇についてもっと聞いてみたい」などの回答を多くもらっています。
2、再依頼や新規の依頼をいただけるかで判断しています。
長年の実績のあるサイピアからは2023年度もこれまで通りの依頼をいただきました。吉備高原小学校などでの出前授業もこれまで通り依頼をいただきました。岡山県生涯学習センターの紹介で津山まちなかカレッジでの科学講座が新規に始まりました。また、倉敷科学センターでの年2回の科学講座も実施しました。

今後の課題と問題点

  1. 子どもたちに人気のある「生物関係」の科学講座の内容の幅を広げる。科学実験、プログラミングなど依頼も参加者も多い科学講座の回数を増やせるようにする。環境問題など、子どもたちが自分の未来を考える時の基礎となる講座を増やす。
  2. 後継者の育成。講師、及びアシスタントの高齢化が進んでいる。
  3. 活動範囲が県内全域に広がることにより岡山市以外での講師、およびアシスタントの補充が必要である。
  4. 活動成果を客観的に評価する方法が必要になる。(子どもたち対象のアンケートの定量化、講座依頼者を対象のアンケートの追加など)

PDFアイコンPDFで見る