旅するひとづくり・まちづくりフォーラム2023
代表者:田甫健一 所在地:瀬戸内市 設立年:2023年 メンバー数:8名 助成年度:2023年度 教育文化活動助成(3ヵ年助成)
活動の目的
⼦どもを取り巻く教育諸課題や地域の教育⼒、福祉、持続可能な地域づくりなどに対して、県内各地で多様な主体が様々な取り組みを⾏っている。これらの課題を解決するためには、互いの取り組みや強みを共有し合い、関係⼈⼝を増やしながら共に課題解決を⽬指す関係をそれぞれの地域で構築することが不可⽋である。そうした背景から岡⼭県教育委員会が開催してきたフォーラムを前⾝とし、地域の多様な教育の可能性をテーマに県内各地で参加者同⼠が気付きや想いを共有し、ひとづくり・まちづくりの気運を⾼めるフォーラムを開催する。実践発表や参加者は、学⽣や教職員等の学校教育関係者のみならず、社会教育関係者やひとづくり・まちづくりに関⼼のある⽅や各種関係団体等に幅広く周知し、有機的なつながりづくりの構築を⽬指す。
活動の内容及び経過
第1回7⽉22日(土)@和気町商工会
「和気町立佐伯小学校・中学校」「旧和気小みんなで放課後合宿実行委員会」「たまのスチューデントガイド」による実践発表と参加者同士の交流タイム(参加者80名)
第2回10⽉21日(土)@⽟野産業振興ビル
「玉野市立玉野商工高等学校」「NPO法人瀬戸内こえびネットワーク」「玉野市親プロチーム」による実践発表と参加者同士の交流タイム(参加者77名)
第3回1⽉21日(日)@⽮掛町農村環境改善センター
「やかげDMO」「石挽カカオissai」「江良元気会とのまちづくり交流」に関する実践発表と参加者同士の交流タイム(参加者144名)
特別企画2月18日(日)@ベネッセコーポレーション本社
「森万喜子さんと一緒に子どもを主語にした学校づくり・大人がわくわくする地域づくりについて考える会」
(参加者60名)
活動の成果・効果
「廃校を活用した小学校や地域住民の取り組み」、「地域をフィールドにした探究学習」「観光やアートとまちづくり」「子育て世代の悩みやつながりづくりに対する支援」など、それぞれの地域の特⾊や課題に関する実践発表と交流を⾏ったことで、開催地域のネットワークはもちろん、他地域からの参加者との交流や課題解決に向けた具体的⽅策の横展開に繋がった。回を重ねるごとに参加者を運営に巻き込んだり、地域の企画を持ち込んだりするなど、繋がりの輪を広げていくことができた。参加者の事後アンケートから、「様々な立場の人とこれからの教育やまちづくりについて、一緒に考えることができるのが楽しい。まちを動かしていく力を感じる。」「まちづくりに興味はあったが、自分には難しいと思っていた。しかし、実践発表や他の参加者との対話を通してやりたいことがはっきり見つかった。」など意識の変容や高まりを感じることができた。
今後の課題と問題点
⼦育て世代や学⽣の参加等、これまで参加が少なかった世代への周知を⼯夫し、より多くの⽴場の⽅にひとづくりやまちづくりに関する意識や⾏動変容のきっかけとなるような場づくりを⽬指す。2023年度は県内各地で開催したことにより、各⾃治体や教育委員会だけでなく、社会福祉協議会や商⼯会、市PTA連合会、NPO等とも連携することができた。2024年度は、さらに新たな団体と連携を深め、参加団体同⼠の有機的なつながりづくりを⽀援していく。また、これまでの関係者とも連携を深め、地域課題の発⾒から解決に⾄るまでのプロセスを共有し、活動を持続的に発展させていくことができるような関係づくりの⽀援を⾏う。