高校生が教えることで学ぶ「高校生ICTレストラン」

団体名:岡山県立玉野光南高等学校 ぷろぐ☆ラボこうなん
代表者:山口徹尚 所在地:玉野市 設立年:2021年 メンバー数:13名
助成年度:2022年度 教育文化活動助成
  • 健康ゲーム指導士講習会(6月)
  • オープニングイベント(7月)
  • 健康ゲーム講習会

活動の目的

高校生が教育成果を地域に提供するものとして「高校生レストラン」が有名であるが、デジタルトランスフォーメーション(DX)の時代にあっては、コンピュータスキルも料理に負けない魅力となりうる。
これまでの地域貢献や通常授業の中で、「人に教える」ということが、高校生にとって学ぶ意欲を非常に高めるという実証データが得られていること。また教わる小学生にとっても、満足度が高く、本校への求心力を高める働きがある。
これからは地域なくして高校なし。地域から親しまれ、愛される「場」として、高校生が地域の期待を肌で感じながら育つ「学び舎」として、新しい高校のあり方を提案したい。

活動の内容及び経過

①6/28玉野光南高等学校情報科2年・3年次生(80名)が日本アクティビティ協会認定「健康ゲーム指導士」講座を受講し資格を取得
②7/16オープニングイベント(NPO法人「Waffle」斎藤明日美氏講演会・施設体験会)に地域の中学生~大学生15名が参加
③8/27小学1~6年生に、各学年に応じた内容のプログラミング講座を実施
④9/21健康ゲーム体験会を開催。玉野市内の高齢者7名が参加
⑤9/23同イベントを玉野市深山公園センターハウスでも実施
⑥11/3中学生対象の「情報モラル体験会」を実施

活動の成果・効果

すべての活動において、参加者ほぼ全員から「楽しかった。また参加してみたい」という感想をいただくことができた。また実施する高校生側も、人に教えるという明確な目的があることで、学びの意欲や伝え方、盛り上げ方など様々な認知能力・非認知能力の向上が見られた。
新聞やテレビでも取り上げていただくことができ、特に山陽新聞には半年で4回という非常に多くの掲載をしていただいた。

今後の課題と問題点

本年度はオープニング初年度ということで活動がまだ十分ではなかったと考えており、来年度以降、ほかの団体とのつながりを増やしてさらに活動の幅を広げていきたい。
また、現在は玉野光南高等学校においても情報科生徒のみの活動となっているが、今後は普通科や体育科の生徒、各教科の教員も巻き込み、学校全体として地域の盛り上げに一役買う施設となるよう働きかけをしていきたい。

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