多文化共生社会ための地域の子どもと在住外国人の交流プログラム
代表者:山田麻紀 所在地:奈義町 設立年:2018年 メンバー数:5名 助成年度:2022年度 教育文化活動助成
活動の目的
Nagi国際交流ネットワークは、異なる互いの文化や習慣を認め合える多文化共生の社会を目指す活動をすすめている。申請活動では、主に奈義町の子どもたちと岡山県北在住外国人と交流し、彼らの母国や彼らの日本での生活を理解することを目的とした交流活動を実施した。
活動の内容及び経過
(1)YOUは何しに岡山へ(日本生活体験談交流会)・2023年1月22日映画「ぼくの帰る場所」上映会とヤンゴンかるた交流会(大人14名、子ども3名、ゲスト3名)
・2023年2月23日イスラム文化体験とハラルフレンドリーそば打ち体験(大人8名、子ども9名、ゲスト4名)
(2)YOUは何しに海外へ(異文化交流会)
・2022年6月26日ピアノ&バラライカ演奏会とロシアの話(大人25名、ゲスト2名)
・2022年8月28日セネガルとフェアトレード
(大人19名、子ども1名、ゲスト1名)
・2023年3月26日ブラジルとフレスコボール体験
(参加者:大人8名、子ども12名、ゲスト1名)
(3)GlobalVillage(異文化交流日帰りキャンプ)
・2022年8月4日夏キャンプinNagi
(子ども13名、ゲスト7名)
・2022年8月5日夏キャンプinYono
(大人4名、子ども6名、ゲスト4名)
活動の成果・効果
昨年度に比べ、ゲストから話を聞くだけでなく、ゲストとの対話も増やしながら、ワークショップにボリュームをもたせた形で実施することができた。参加者も、小学生から70代までと幅広く、国籍だけでなく、世代を超えて、異文化交流をすることができた。奈義町内の子どもたちだけでなく、真庭市でプログラムを実施することで、近隣市町村の子どもたちにも異文化交流の機会を提供することができた。また、町内在住の在住外国人とつながりをもち、町の広報誌でも紹介することで、プログラムにも参加できない人たちにも町内在住外国人を紹介する場を設けることができた。他市の日本語教室の運営者やメンバーとつながりをもつことができた。
<参加者からの感想>
参加した子どもからは、「いろいろ国が違う人から温かさを感じた。いろんな人とたくさん協力することで、その人の優しさを感じたり、新しく学んだりすることが多くあった」「海外の方と触れ合うのはとても貴重な経験だった」という感想が聞かれた。また、多文化共生のためにわたしができることとして、「互いに寄り添って話し合い、それを正しく伝える」「ためらわず、他国や自分と異なる文化に興味をもつ」などがあげられた。
今後の課題と問題点
(1)継続性と人材育成
定期的にプログラムを企画実施するメンバーが在籍することで、継続してプログラムを実施できたが、今後メインで企画実施をする担い手不足が課題である。参加した子どもたちとのつながりを確かなものにし、人材育成にもつなげたい。
(2)成果の視覚化
アンケートを実施したが、意識の変容などの効果が目に見えにくかった。