不登校の子どもを持つ保護者同士のつながりを作り、地域の理解が育まれた
団体名:おかやま昭和暮らしプロジェクト
代表者:山田ゆきえ 所在地:総社市 設立年:2014年 メンバー数:4名 助成年度:2021年度 教育文化活動助成
代表者:山田ゆきえ 所在地:総社市 設立年:2014年 メンバー数:4名 助成年度:2021年度 教育文化活動助成
活動の目的
不登校の子どもに自宅以外の居場所を提供し、地域住民を巻き込みながら活動を行うことによって学校へ行かない選択も選択肢としてあることを地域の人達に理解され、温かな眼差しで共に子どもを育んでいく場の形成を目的とする。
活動の内容及び経過
日時/活動内容
2019年度
第1回/7月25日/親の会
第2回/9月1日/親の会
第3回/9月9日/臨床美術
第4回/10月28日/鬼ノ城散策
第5回/11月21日/渋川動物公園遠足
第6回/12月3日/アップルパイの会(婦人会など地域の方たちと一緒にお菓子作り)
第7回/12月23日/クリスマス会(イラスト描きやお菓子の家作り)
第8回/2月14日/異国の暮らしと子育てのはなし(ドイツ菓子を作って食べながらドイツでの暮らしを経験者から聞く)
2020年度
第9回/2月26日/しまむーさんと美術であそぼう!(1)
第10回/11月21日/しまむーさんと美術であそぼう!(2)
2021年度
第11回/3月23日/おしごとの話と体験ワークショップ(デザイナーを講師に招き商品デザインに込められたメッセージを知る)
活動の成果・効果
- 親の会より活動を始め保護者同士の密な連絡が取り合えたことで不登校の子の保護者の持つスキルを生かした活動を加えることができた。
- 不登校の子のニーズに合わせ活動内容をアレンジしたことで生き生きとした表情を見ることができた。思いを吐き出す場を用意できた。
- 保護者同士で学校への要望や提案を共に考えたり、支援情報の共有ができた。
- 活動を通して市の「ふれあい教室」(適応指導教室)と連携を取ることができた。
- 地域の大人と不登校の子どもが直接触れ合う機会ができ、不登校の子と家族を温かく見守り支える下地作りができた。
今後の課題と問題点
- 参加した不登校の子どもはほとんど女の子。男の子は誘っても参加に漕ぎつけた例が少なく、参加したいと思わせる工夫がより必要とわかった。
- 不登校に至った原因がいじめ等による場合、在籍校に近い会場では参加が難しい事例が発生した。
- 不登校という不安定な心理状態の子どもを受け入れるには安定した拠点が必要と感じた。