コミュニティ・スクールを核とした地域の魅力と活性化の取り組み

団体名:宇治学園地域連携研究会
代表者:小寺邦彦 所在地:高梁市 設立年:2020年 メンバー数:29名
助成年度:2021年度 教育文化活動助成
  • 宇治学園小高合同芋植え
  • もち麦刈り(地域の方を講師に迎えて)
  • 宇治高校物産フェス(販売活動)
  • 宇治学園大運動会

活動の目的

宇治小学校、宇治高等学校のある宇治地域は、昭和30年代には人口が2000人を超えていたが、現在は600人を下回り、過疎・高齢化が急速に進んでいる。その地域において、「宇治学園」を中心としたコミュニティの再構築や、地域の魅力化や活性化を目指す。同時に、学習面において小学校と高校が連携しつつ、地域にも開かれ、地域とともに学ぶ体制を構築し、Society5.0時代で活躍できる子供と地域づくりをめざす。将来的には、地域コミュニティの活動の場として宇治小学校や宇治高校の校舎を活用するなど、日常的に地域の方が集えるコミュニティの場の設置を検討し、地域行事や学習講座など、子供たちと地域の方々の交流の場と学びの場としての活用を模索していく。

活動の内容及び経過

昨年度から取り組んでいる地域の魅力化や活性化の取り組みのひとつに、「宇治高校下宿事業」がある。少人数でじっくりゆっくり学ぶことができる本校へ入学を希望する遠方で通学困難な生徒に対し、地域と学校が協働して学校生活を支援るするとともに、他地域の方々に広く宇治の良さを伝えていくことが目的である。昨年度実施した魅力化・活性化における研修会を受け、今年度は下宿管理運営委員会を設置し、具体的に検討してきた。本事業は令和4年度も継続して実施するが、骨格となる①下宿事業の趣旨と概要、実施案、②地域の方と学校及び高梁市教委との連携、③実施における課題、等を共有することができた。また、宇治学園を中心とした学習面での連携は、小高合同授業や学校行事、地域の方を講師に招いた授業等、広がりを見せている。

活動の成果・効果

今年度の大きな成果として挙げられるのは、宇治小学校と宇治高校の学習面での交流が発展したことである。今までは学校行事を中心とした交流が主であったが、今年度は保健体育、理科、地歴公民等で高校生が小学生を支援しながら授業を進めていく場面が多く見られた。高校生にとっては既習事項の学び直しやコミュニケーション能力の育成の機会となり、小学生にとっては手厚い学習支援による授業を受けることで、理解の深化に繋げることができた。また、地域との連携においては学校運営協議会や宇治高校下宿管理運営委員会のメンバーと連携協力や魅力化・活性化推進について考える機会となっている。検討する中で、多くの課題が見られるが、ひとつずつ解決し、前に進んでいくことが宇治地域や宇治学園の活力になっている。

今後の課題と問題点

地域の方々と宇治の魅力化や活性化について協議する中で、過疎・高齢化及び少子化における地域の課題が明確になった。以前は地域全体で実施していた諸行事や学校との連携も、新型コロナウイルス感染症のため2年連続で中止、規模縮小を余儀なくされた。また、地域の方との会話で「コロナが終息後、以前のように行事をする元気があるだろうか?」といったことも聞かれた。新型コロナウイルスが終息し、以前の日常生活が戻ってきた時、地域の取り組みや学校との連携において持続可能な方法を検証する必要がある。宇治地域の課題である過疎・高齢化及び少子化が地域の魅力化・活性化に負担となるのではなく、宇治でしか体験できない、宇治の課題を魅力に換える持続可能な取り組みとして仕掛けていくことが必要であると考える。

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