環境劇上演ならびに環境番組製作を介した教育活動
代表者:桑守正範 所在地:津山市 設立年:2016年 メンバー数:21名 助成年度:2021年度 教育文化活動助成
活動の目的
国民の地球温暖化を防止するための行動を促すために、国は「COOLCHOICE」と称する地球温暖化防止に資する取り組みを始めています。「低炭素都市津山」の実現を目指す津山市におきましても、平成28年8月22日に「津山市COOLCHOICE宣言」を行いました。津山市では5つの重点項目、1.COOLCHOICEを実践する人材の育成、2.クールビズ、ウォームビズの推進、3.省エネルギー機器への買い換えの推進、4.交通の低炭素化、5.津山版カーボンオフセット商品の普及を設定し、アクションプランを設定しました。2021年度のつやま演劇教育研究会は5.津山版カーボンオフセット事業の理解を深め、カーボンオフセット商品の普及を目指しました。
活動の内容及び経過
2021年度はコロナウイルス感染対策の観点から当初予定していた啓蒙劇上演の場は軒並み中止となりましたが、イオンモール津山のSDG’s啓蒙イベントにおいて10月31日に環境劇「地域貢剣ミマダイン」を上演することが出来ました。啓蒙劇はこのイオンモール公演を皮切りに以下の計11回上演しました。
- 11.3(イオンモール津山、3回公演)、2021.11.12(中央かめっこ保育園)、2021.12.4(あぐりガーデン真庭)、2021.12.18(美作大学附属幼稚園)、2021.12.23(旭保育園)、2021.12.25(みまっぱプラザ)。
また、テレビ津山と連携し、津山版カーボンオフセット事業のPRを目的とした番組「エコくのいち3R」を10月30日に撮影、1月4日から1ヶ月にわたりテレビ津山において放送を行いました。放送終了後、番組はDVD化し、津山市下の小中学校に配布し、教育効果の拡大を図りました。助成金は上記2つの活動のための衣装代とDVD作成費として使用しました。
活動の成果・効果
今年度の活動のうち、イオンモール津山で開催されたSDG’s紹介イベントを始めとする種々のイベントにおいて上演した環境劇では地産地消推進によるフードマイレージの圧縮と二酸化炭素削減などに関する周知と理解を深めることが出来ました。今年度は11回もの上演機会を得ることが出来約800人の観客に訴求することが出来ました。
また一方で、テレビ津山で放送し、その後DVD化し津山市下の小中学校に配布したDVDにより、浸透しているとは言いがたい「津山市COOLCHOICE宣言」の周知・理解が図れました。特に今年度は「津山市COOLCHOICE宣言」の重点5項目のうち、「5.津山版カーボンオフセット商品の普及」に注力し、主に低年齢層とその保護者に対し、環境劇鑑賞、および環境番組鑑賞を通して津山市の行っている環境対策を周知・理解を深めることが出来ました。
今後の課題と問題点
2021年度はコロナウイルスが沈静化しておらず、多くの公演の機会を失う結果となりました。2022年度も同ウイルスの沈静化の兆しは見えず、公演の機会の確保は難しい状況が継続しています。