倉敷市内高校生協働企画〜地域のタカラを 商業がチカラに〜
代表者:川井敏之 所在地:倉敷市 設立年:2018年 メンバー数:5名 助成年度:2020年度 教育文化活動助成
活動の目的
高等学校が自治体・高等教育機関等と協働して、地域課題の解決等の探究的な学びを実現する取組が推進されている。倉敷市内の商業教育を学ぶ生徒が学校を越えて、協働・交流した取組を目指す。具体的には倉敷市内の県商協加盟校を中心に協働した取り組みを行う。これまで行ってきた「くすのきマルシェ」を核として、地域資源を活かした商品開発、地域の商業や広く産業にかかわる情報発信、長く爪痕を残す西日本豪雨災害の復興支援と情報発信を行う。くすのきマルシェの活動を通して域内経済を体得した生徒が地域の事業者となり、地域経済を支える役割を実感できる協働的な体験学習の機会とする。
活動の内容及び経過
2018年度は西日本豪雨災害復興支援企画「くすのきマルシェ」販売イベントを3回行い、義援金を寄付した。2019年度の販売は2回、地域の事業者(青果業・小売業)から専門知識や技術を学ぶ学習会を3回行った。株式会社ローソンと共同企画した白桃を使ったパンやスイーツが西日本地域にて販売された。
活動の成果・効果
倉敷市内高等学校(倉敷商業・玉島商業・市立精思・市立玉島・倉敷・倉敷翠松)地域の行政機関や団体などと協働連携。天満屋倉敷店さんでは、販売実習、ニシナフードバスケット市役所北店さんでは、店舗見学(令和元年8月)の機会をいただいた。
新型コロナウイルス感染症拡大にともない、令和2年度の活動は、停止した。
今後の課題と問題点
令和3年度に入ったが、依然として新型コロナウイルス感染症拡大は収束を見通せないが、今年度は各校でテーマに沿って課題解決学習を行う。その中間報告、最終成果発表会などを実施し、他校や地域団体との連携をはかることにした。
8月6日、感染症予防を徹底しながら、夏季研修会を行った。
5校25名の生徒が参加し、倉敷市役所観光課職員のナビゲートによるマチアルキ、大原美術館鑑賞、アイビースクエアでのいぐさフェアを見学した。
倉敷の町の魅力と課題を体感する時間となった。また、午後からは市立美術館にてワークショップを行った。市役所観光課の方による講話、高梁川流域学校代表理事の坂ノ上氏によるSDGs講話、はれとこ代表理事戸井氏による「倉敷とことこ」メディア発信についての講話など官民の立場でまちづくりに関わる方々、双方からのお話をお聞きした。
地域の魅力を地域の高校生が再認識し、熟考する機会となった。この後、各校による探究活動に取り組み、年度末に成果発表会を検討している。