よりよい未来の『ジブンゴト化』　マイプロジェクトでつなぐ若者と大人の“志”

活動の目的

自分の中にある“こうあってほしい”を実現するための『マイプロジェクト』を若者と大人が一緒に創ったり、想いや実践を発表し合ったりする活動を通して、誰もがよりよい未来を創り出す当事者として、それぞれの目標【＝志】の実現に向けた自分なりの一歩【＝志事】を踏み出すための“追い風”を創り出す。

活動の内容及び経過

1. 6.9（土）〜10（日）、井原市美星町星の郷ふれあいセンターにて『コノユビトマレ・キャンプ2018』を開催。県内外から中高生、大学生、一般合わせて約80名が参加して『マイプロジェクト』（以下、マイプロ）のプランづくりに取り組んだ。様々なワークを取り入れた1泊2日の合宿を通し、各自がそれぞれの想いを込めたマイプロを創り上げ、2日目最後のワークでは参加した中高生ら全員が自らのマイプロを宣言することができた。
2. 1.6（日）、岡山大学創立50周年記念館にて『ジブンゴト学会2018』を開催。県内から中高生、大学生、一般合わせて約140名が参加し、そのうち22組39名が実践してきたマイプロを発表した。参加者は、それぞれのマイプロに対する質疑応答や助言を行うとともに、フリップトーク等を通して情報交換や意見交換を行って交流を深めた。

活動の成果・効果

各回ともに岡山県教育委員会に後援をいただくとともに、『キャンプ』では「認定NPO法人カタリバ」「NPO法人だっぴ」「NPO法人青春基地」に協力を、『学会』では「岡山大学地域総合研究センター」に共催、「全国高校生マイプロジェクト実行委員会」に協力をいただくなど様々な関係機関・団体と積極的にコラボすることで、発信力の強化や内容の充実を図ることができた。
各回とも参加者から「互いの成長を感じた」「出逢いに力をもらった」「自分も何か始めたい」など、高い満足度と熱いメッセージをいただいた。中学生から大人まで幅広い年代を対象に、『マイプロ』を触媒とした「若者と大人の出逢いと協働の場」を創出することで、普段の生活や活動では得られない気づきや学びを通して、それぞれがよりよい未来をジブンゴト化して新たな一歩、更なる一歩を踏み出そうとするモチベーションを高めることができた。

今後の課題と問題点

会の開催周知・発信の時期がやや遅れがちであり、早めの周知・発信が求められる。
6月上旬に『キャンプ』、1月初旬に『学会』を開催したが、その間のキャンプ参加者へのフォローが十分とは言えず、『学会』におけるキャンプ参加者の発表者エントリーは想定より少ない状況であった。
各会ともに有志の大学生による運営サポートが効果的であったが、数の確保や事前ミーティングの設定に課題が見られた。
それぞれについて改善を図り、参加する側・運営する側の両者にとって有意義な機会になるよう努めたい。