演劇と舞踊のコラボレーションで子どものためのオリジナル作品
代表者:後藤田恵子 所在地:倉敷市 設立年:1978年 メンバー数:60名 助成年度:2017年度 文化活動助成
活動の目的
クラシックバレエの継承・育成・普及・及び新作への挑戦の成果を舞台発表する
活動の内容及び経過
倉敷シティバレエ40thメモリアルコンサートを9月24(日)、玉島文化センターにおいて開催。来場者750人。招待者約50人。
現存するクラシックバレエ作品としては最古の作品とされるラ・フィーユ・マル・ガルデより「リーズの恋」、「バレエコンサート」を3歳の子供から社会人まで地元玉島を含むスタジオ生徒たちで演じた。クラシックバレエは普段なかなか見るチャンスがない。特に男性ダンサーの踊りを身近に見ることは稀である。今回スタジオ設立40周年を機に、学業や日々の仕事と苦闘しながらも忍耐と努力で継続させている地元の子供から社会人たちの古典バレエへの挑戦する舞台姿を紹介する。と共に、現在プロバレエ界に於いて、日本を代表し新国立劇場をはじめ日本国内外で多くの舞台出演活躍中の、トップバレエダンサー達(新国立劇場バレエ団プリンシパルダンサーそしてファースト・ソリストのゲストダンサー達)をお招きしご披露した。また、今話題のコンテンポラリー作品振付家の第一人者でありダンサーである矢上恵子先生振付の、「pensee」パンセの新作を世界初披露した。今回は特に主宰者の古里、地元玉島での開催を望み、地元の皆様に地方ではなかなか見る機会の少ないクラシックバレエの全幕や、実際の舞台にてプロダンサーの踊る姿もご覧いただきたい思いで、企画した。
第1部:バレエコンサート(オープニング・新作創作作品「あすへ」・「ロマンス」・古典バレエ作品「海賊」よりGPDD・「シルヴィア」よりPDD)
第2部:小さな子どもたちの為のオリジナル作品「ヒョッコリとゆかいななかまたち」
矢上恵子コンテンポラリー作品、オリジナル新作新曲「Pensee」
第3部:古典バレエ物語作品「リーズの恋」
上記の3部構成で上演した。
活動の成果・効果
ご来場者は、地元玉島だけではなく岡山県内全域から、また近県の広島、兵庫、大阪、四国からもわざわざ見に来てくださった方がおられた。40周年という節目、心入れの舞台に、多くのお客様から「すごく楽しいステキな舞台でした」という内容のお言葉を多数いただき、満足し喜んでいただけたように思う。出演した生徒たちにとっては、一流のゲストダンサーと舞台共演できたこと、スタジオで共に練習する姿を通じ、夢に向かって努力をし続ける姿勢や、皆で一つの舞台を作り上げて行くことを学び、苦難を乗り越えての達成感を味わえ、意義ある貴重な体験ができたのではないかと思う。
今後の課題と問題点
特にバレエ・ミュージカル・オペレッタ・オペラなど、地方での綜合舞台芸術の市民主催開催費用は、高額となる。そのため出演者の出演料が高額な負担となることが、毎回の課題。その軽減対策に、いつも頭を悩ませ苦闘をしている。