粒江学区に住む親子が安心して育児ができる地域にするために
代表者:小川瑞江 所在地:倉敷市 設立年:2016年 メンバー数:15名 助成年度:2017年度 教育活動助成
活動の目的
子育て中の親子が、共に子育てしていく仲間を見つけたり、地域の人と顔見知りになり、地域全体で子育てできる環境を構築し、安心して子育てできる粒江学区を目指す。
活動の内容及び経過
子育て応援会議の開催:1〜2回/月程度、愛育委員・民生委員主任児童委員・更生保護女性会・子育て支援センター新田保育士・あまき子育て支援センター保育士・倉敷市保健所保健師とで会議を開催。安心して育児ができる粒江学区の支援体制や粒江学区の子育て事情の課題および課題解決について話し合い、以下の活動を行った。
(1)つぶえ子育て応援隊立ち上げ:子育て応援会議の参加者がメンバーとなり、ふれあい赤ちゃんサロンやふれあいママさんカフェ、子育て従事者研修会の企画・運営を行った。
(2)つぶえふれあい赤ちゃんサロンの内容の充実:平成27年度から、0歳〜2歳の子どもと保護者が月1回集える場を提供している。平成29年度は場の提供のみでなく親子と地域の方々との繋がりが持てるよう、会議代表者が声をかけたことをきっかけに、サロンに高齢者の方が毎月参加し三世代交流を図った。
日時:平成29年4月6日、5月11日、6月1日、7月6日、9月7日、10月5日、11月2日、12月7日、平成30年2月1日、3月1日10時〜11時30分
(3)つぶえふれあいママさんカフェの企画・開催:親がほっとできる場がほしいとの保護者からの声があがり、子育て応援会議で企画、開催した。美味しいお菓子と飲み物を提供し、保護者同士飲食しながら語り合った。また、わらべうたの講師を招き親子でわらべうたを楽しみながら交流を図った。
日時:平成29年9月14日、平成30年2月8日わらべうたの会
講師:脇本幸子先生10時〜12時母22名・子21名参加
(4)子育て従事者研修会の企画・開催:子育て応援隊がサロンに従事している際、動きが多く危険なことをする子どもへの声かけや、その保護者への関わり方をどうしたらよいか戸惑うことがあるとの発言が子育て応援隊からあり、子育て従事者研修会を企画した。子育て応援隊だけでなく、学区内の幼稚園・保育園・関係団体にも案内し、この研修会を機に顔の見える関係づくりも目指した。
日時:平成30年1月11日(木)10:00〜11:30
講師:川崎医療短期大学医療保育科重松孝治先生
参加者:子育て応援隊・新田保育園長・鳥の子保育園長・いきいき子ども支援の会事務部長計18名参加
活動の成果・効果
【つぶえふれあいママさんカフェアンケート記載より】
- お菓子も美味しく、子どもも見てもらえるので、ゆっくり話ができてとても良かった。
- 定期的にしてもらえると嬉しいです。また参加したいです。
【子育て従事者研修会アンケート記載より】
- 普段の生活から肯定的な思いで人と関わる、聞き上手になることを意識していきたいと強く感じました。とても勉強になりました。
- 自分たちが子育てしてきたことを、こうだった、ああだったと言わないこと、聞かれた時に話してあげることができそうです。
- 子育てを支援している関係者と顔見知りになり、今後の連携に役立てたい。
今後の課題と問題点
ふれあい赤ちゃんサロンやふれあいママさんカフェに参加した親子には好評であり、リピーターも多い。しかし、多くの人がいる場に出にくい、孤立した子育てをしている親子もいる現状は続いている。