備前焼の里“伊部”に年間100万人の観光客を!

団体名:いんべ100万人プロジェクト委員会
代表者:北川昌邦 所在地:備前市 設立年:2010年 メンバー数:20名
助成年度:2016年度 文化活動助成

目的

当会は、『備前焼の里“伊部”に年間100万人の観光客を!』という目標を掲げ、結成6年目となる。年間を通してイベントを開催し、定着化しつつあるが、新たな集客を得るために、イベント内容の充実と、ポスター&チラシの制作をプロに依頼し、今までとは違うインパクトのあるものを作り、多く掲示配布し、周知を図る。

内容・経過

●7月30日〜31日、『第1回備前焼風鈴まつり』を開催。伊部駅前通りから旧道沿いの店舗及び民家の軒先に夏の風物詩『備前焼風鈴』を飾り、道行く人(観光客や住人)に、目で楽しみ、音で涼を感じてもらうイベントとした。来場者数約400名。
古き良き時代の夏祭りをイメージする30日の『むかし夜市』は、子どもたちを楽しませる目的で始めたイベント。当日は、子ども対象のゲームコーナーや飲食屋台が並び、お楽しみ抽選会など、家族連れや子どもたちで賑わい、過去最高の人出となった。この会場において、備前焼風鈴作りのワークショップも行い、多くの方が制作を楽しんだ。むかし夜市は、今年で6回目となるが、毎年7月最終土曜日夜に開催することで、人気のイベントとして定着化している。来場者数約1200名。
●9月17日、『いんべ灯.街道−夜市』を開催。伊部駅前通りから旧道沿いの店舗のショーウィンドーや敷地内に備前焼の灯籠を飾り、伊部の街をロマンティックに演出。中秋の名月に近いこの時期に夜歩きを楽しんでもらうイベント。この日に先駆けて、8月下旬に備前焼灯籠作りと竹あかりのワークショップを行い、完成した作品は、イベント会場に飾られ花を添えた。当日は、会場を3つに設け、東会場では竹あかり&ソプラノ歌手コンサート、西会場では備前長船名刀太鼓のライブ、本部では夜市を開催し、各会場までの道沿いの店舗や民家に備前焼の灯籠が並び、伊部の街を回遊しながら楽しんでいただくイベントになった。来場者数約700名。

成果・効果

それぞれのイベント内容を充実させたことで、集客は増え、お客様からは「良かった、楽しかった」と喜びの声を多く聞くことができた。初めての備前焼風鈴まつりも好評で、「来年以降も続けてほしい、来年はもっと沢山飾ります」といった、店側からの声もあった。このイベント効果で、備前焼風鈴の売り上げは例年よりかなり上がった。
また、助成をしていただけたことで、立派なポスター&チラシを作ることができ、注目されたことも、集客につながる大きな要因となった。

今後の課題と問題点

恒例となったイベントはある程度の集客を得られるまでになったが、リピートしていただけるような内容作り、新たな客層の開拓、また、地元店の利益につながるようなイベントを、協力して開催できればと考えている。
当会は、イベントの出店料や協賛金で運営しているため、利益が少なく厳しい状態にある。今後、イベントを継続していくためには、もっと出店者を増やし、他に収入を得られる方法を考えなければならない。イベントを継続していくための費用をどう捻出するかが今後の課題である。

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