大島渚監督を通して、郷土笠岡市の魅力を再発見し全国に発信

団体名:渚プロジェクト IN かさおか
代表者:高木勇三 所在地:笠岡市 設立年:2014年 メンバー数:10名
助成年度:2015年度 文化活動助成

目的

笠岡市で幼年期を過ごした映画監督、大島渚さんの映画上映会および妻の小山明子さんの講演会の開催を通して、郷土笠岡市の魅力を再発見し、全国に発信するとともに、郷土を愛する思いを共有する人たちや、団体とのネットワークを広げる機会とする。

内容・経過

■実行委員会5回開催
■大島渚監督映画上映会および小山明子講演会開催
日時:2015年9月27日(日)13:00〜
場所:笠岡市民会館ホール
内容:第1部:映画上映会
題名「kyotomyMather’sPlace」
(京都マイマザーズプレイス)(製作:BBCスコットランド)
第2部:小山明子講演会
演題「共に生きる〜介護の日々に学んだこと〜」
■800名の参加

成果・効果

■満員の会場、報道関係者も多く、本事業のさまざまな情報発信をしてもらった。
参加者アンケートにも多くの記入があり、満足度の高い評価が得られた。
大島渚監督が笠岡市にゆかりの人であったことに驚くとともに、京都で過ごした思い出と、古い因習にしばられた生活に耐える母親の人生を語った映画に感動したという喜びの声が多くあった。
大島渚監督の京都愛、笠岡愛、そして母親への愛を感じることができた内容であった。
講演会では、小山明子さんの感謝の心を大切にした生き方が多くの人に感動をあたえ、また夫、大島渚監督への17年間にわたる介護の日々を通して、現在介護中の人たちを力づけ、希望がもてる内容であった。
身近な言葉で、分かりやすいお話に「会えてよかった」という感想が多く聞かれた。
また、鎌倉の建長寺にある大島渚監督のメモリアルストーンは、一畳大の笠岡市の北木石に「歌」がきざまれ、一番上の貝殻のついている石は、白石島の海底に眠っていた石が使われている。この石は1583年、大坂城築城時に切り出されたが、海底に残された「石」で、その時代の「くさび」跡が下部に見られる。この事実は地場産業である笠岡の石材業者が誇りに感じることであり、全国への発信の機会となった。
事業後、山陽新聞に内容が詳しく掲載されたことに感激し、心より感謝をしている。

今後の課題と問題点

■反省の提起がないほどの盛況ぶりであり、今後もふるさと笠岡市を再発掘し、発信していきたい。

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