朗読会「午後のポエムNo.7」
代表者:壷阪輝代 所在地:岡山市 設立年:2008年 メンバー数:36名 助成年度:2014年度 文化活動助成
目的
現代詩は、書く者のあいだでは読まれているが、一般の人たちに読まれる機会は少なく、また関心も持たれにくい。そこで、現代詩だけでなく、他のジャンルの言葉も含めて、文学の底を流れるポエジーに触れていただくために、朗読会を開催している。一般の人たちのあいだに、聞くことの楽しさ、読むことのおもしろさがひろがっていくことを願っている。
内容・経過
平成20年10月19日(日)午後2時から、朗読会「午後のポエムNo.1」をオリエント美術館地下講堂で開催してから、毎年10月の定例行事として定着してきた。今年で7回目になる。他のジャンルにも参加を呼びかけ、言葉のひろがりを味わってもらっている。自作詩の朗読の他に、テーマを決めて詩作品を書きキーボードの演奏をバックに朗読することも試みている。今年は、数字の「7」をテーマに7人の同人が詩を書き朗読した。また、先達詩人の作品を、映像を流しながら朗読するコーナーもある。今年は坂本明子の詩集『桃の実の匂うころ』の中から作品を選び朗読した。
また、一昨年からはじめた「即興詩のコーナー」が好評で、今年3回目を実施した。原稿用紙とメモ紙と鉛筆は入場の際に手渡し、15分の休憩時間に書いてもらうというもので、「台風」「秋の果物」という題を決めた。21篇の作品が提出され、それを2人の同人が朗読した。会の最後には、吉野弘の詩「たそがれ」を来場者全員で群読した。
成果・効果
今年で7回目になる朗読会、心待ちにしてくださる人も増えてきた。「即興詩のコーナー」では、来場者の方たちから21篇もの詩作品が提出され、言葉に対する関心の高さを実感した。日頃、詩に接する機会の少ない人達が会場に足を運び、自分の想いを詩に書いてくださることは心強く、このような人たちが増えていくことを願っている。集まった作品は小詩集にして、来場者全員に配布する。
今後の課題と問題点
毎年開催していると、回を重ねるごとにマンネリ化が心配される。スタッフと相談しながら、前年よりも何か変化のある内容を盛り込んでいきたい。