打楽器の魅力を伝えるスティールパン×パーカッションパフォーマンス
代表者:日玉裕 所在地:岡山市 設立年:2013年 メンバー数:13名 助成年度:2014年度 文化活動助成
目的
カリブ海に浮かぶトリニダード・トバゴ発祥のスティールパンはドラム缶を加工して作られた楽器ですが、そこから出てくる音は神秘的でもあり人々の心を癒してくれます。また、パーカッションパフォーマンスは、打楽器の専門的な奏法や、マーチングの要素を取り入れ、大変高い技術で、観客に感動を与えます。これらの打楽器の魅力を岡山に伝えていきたいです。
内容・経過
「PANNOTEMAGIC」は日本でも数少ないスティールパン・オーケストラです。「PercussionPerformancePlayers」はパーカッションパフォーマンスユニットで、打楽器の専門的な奏法や、マーチングの要素を取り入れ、打楽器を使用した革新的な演出で観客に感動を与えます。この双方のユニットに岡山県備前市出身の木村就生氏が所属していることもあり、普段は別々に活動しているユニットが、この度の岡山公演で初コラボレーションすることとなりました。
成果・効果
演奏会前に岡山市民会館前の石山公園にてプロムナードコンサートを行い、通りすがりの方が足を止めて鑑賞してくださったり、それを見て、本公演にご来場くださった方もいらっしゃったようです。
本公演には約700名のお客様にご来場いただきました。前半のパーカッションパフォーマンスステージでは、映像とのコラボレーションを取り入れるなど、飽きさせない構成で聴衆を魅了しました。後半はスティールパン・オーケストラの力強く迫力ある曲や、癒される音色を活かしたメロウな曲を演奏、また、楽器の構造や歴史などの説明も行いました。最後は双方のユニットの全メンバーがステージに集まり賑やかに打楽器の祭典を盛り上げました。全体を通して、ロックバンドのライブコンサートさながらのアクティブなコンサートとなりました。来場者からは「打楽器だけでも十分楽しめた」「自分も打楽器を演奏してみたい」「スティールパンの音色に癒されるだけでなく、歴史的背景も知ることができて充実した時間が過ごせた」など高評価をいただいています。
演奏会翌日には、スティールパン、および、パーカッションパフォーマンスのワークショップを行い、スティールパンには16名、パーカッションパフォーマンスには24名の参加があり、老若男女、全く音楽経験のない方や、学校の吹奏楽部で打楽器担当の生徒さんなどが、それぞれの楽器の音色や奏法などを体感されました。ワークショップは事前に申し込みを公募していましたが、前日の演奏会にご来場くださった方が、急遽参加されるという嬉しい誤算もあり、ワークショップ会場も盛り上がりを見せました。
今後の課題と問題点
キャパシティー1718名の岡山市民会館で約700名の集客であったので、広報活動を充実させ、集客数を増やしたいと思います。また、料金設定が低いとの声も聞かれたため、収支や地域性を考慮して入場料金を検討することも考えたいと思います。
今後も、演奏、パフォーマンス、ワークショップを通じて、打楽器や音楽の魅力をより多くの岡山の方々に伝えていきたいと考えています。