日英対訳の活動紹介冊子「ラサッシミニ」の作成

団体名:NPO法人 タブララサ
代表者:河上 直美 所在地:岡山市 設立年:2004年 メンバー数:20名
助成年度:2013年度 文化活動助成
  • 作成した「ラサッシミニ」

目的

川が流れ、緑あふれる街の中心の西川エリアは、岡山に住む私たちには当たり前の風景でも、外から来た人たちから魅力的だという声を耳にする。私たちはここ西川で、まちに関わるきっかけづくりをしている。自分たちの活動を含め、西川を、岡山を、新しいまちづくりのカタチとして世界に発信していくために、日英対訳で活動紹介を行う手のひらサイズの冊子を作成。

内容・経過

「ラサッシミニ」を3500部作成。
タブララサを全く知らないような人たちに、タブララサの活動内容と特に西川での活動について紹介。NPOというと難しいイメージがあるかもしれないが、手にとってくれた方に伝わりやすいようにと、最小限の文章と写真で視覚的にわかりやすくまとめた。ビジュアルに重点を置き、フリーランスで活動する写真家に写真とデザインを依頼。翻訳は当法人メンバーで海外在住経験のある2名が担当し、岡山市内で英語教師をしている知人にネイティブチェックを依頼。
瀬戸内国際芸術祭2013の会期中に、宇野港案内所、直島等、旅行者が多く訪れる場所に設置。
また、今年度岡山市で開催されるESD国際会議でも配布予定。

成果・効果

広く国内外にも活動を伝えるため、簡潔かつ視覚的に伝える工夫をしている。たとえば、西川で開催している満月BARに来られていた海外の方に直接お渡ししたところ、「わかりやすい」「他のイベントの時にも西川に来てみたい」という感想をいただいた。
目立った観光施設(ハード)ではなく、人や活動などのソフト面で魅力づくりをし、それを発信することで岡山が注目され、訪れる人が増える流れが作れるのではないかと考え、その発信ツールのひとつとして、今回の冊子を効果的に活用した。

今後の課題と問題点

ただ作るだけでなく、どれだけ届いたかということを把握したいと考え、満月BARなど外国籍の方も数多く訪れるイベントなどで配布を行ったが、それが十分ではなかった。
興味を持ってくれた方へ、詳しい内容を伝えるための次のステップとして、ウェブサイトを製作したが、情報提供など十分に活用しきれなかった。

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