出石七夕夏祭りの開催
代表者:御領園美耶子 所在地:岡山市 設立年:2009年 メンバー数:15名 助成年度:2012年度 文化活動助成
目的
後楽園の門前にある出石町は大正時代の建築物が残る古い町並みである。後楽園に近いとはいえ出石まで足をのばしてくださる観光客は少なく通り過ぎの町になっている。アートやライブイベントを開催して、出石の魅力を発見していただき、地域が活性化することを目的とする。
経過
●出石七夕夏祭りの開催8月11日後楽園通り界隈
来場者400人
出石七夕夏祭りは「祭り」テーマにした。後楽園の門前ということで観光客を意識し、岡山県代表的な踊り連備中高梁松山踊りを招致した。この踊りは、母校の小中学校で習った経験のある方が多く、すぐに輪の中に入り盛り上がっていた。このほかにも、岡山市内に地踊りというその土地に昔から伝わっている踊りなどを実演した。
町内の方々の軒先を使わせていただいて、花燈籠を置いた。これは、生け花の先生にお願いして、生花を生けそれをキャンドルで照らし、幻想的な雰囲気の中、お客様に廻っていただくという企画ですばらしい作品ばかりであったがキャンドルの明かりが弱かったの残念だった。沿道には、吹屋ベンガラ燈籠が夜の出石の街を演出していた。これは、後楽園通りを約100メートルにわたって足元を照らし、いつもは暗い街がぼんやりと浮かび上がっていた。
●アートワールド出石獅子舞笛の会法被15枚製作
出石町といっても上出石、中出石、下出石がある。それぞれに昔から伝わる獅子がいる。当会がある中出石町にある獅子は現在冬眠状態。これを目覚めさせるべく、まずは笛の会を立ち上げた。「コチャエ~コチャエ~」でお馴染みの備前太鼓唄をはじめ関連する曲目を練習中である。熱心な指導者にも恵まれ上達していく中、発表の場に着る法被を作ろうという声があがり製作に至った。来年(平成25年10月)伊勢宮の秋祭りの舞台に立つ予定である。
成果
地域密着型の企画なので、幅広い年齢層に支持されたのではないだろうか。「祭り」という大きなテーマの中で伝統にも触れることが出来た。我々が活動を始める前は、秋祭りにだんじりと共に流れるお囃子はカセットテープを使用していた。このお囃子を何とか生の笛にできないか。これは課題でありこれを実現できたのが大きな成果である。地元のお年寄り方も、大変喜んでいただいた。伝統は、立ち入られたくない部分と継承しなければならない部分が背中合わせである。獅子舞に関しては大変デリケートなことなので、町内の方々と連携して進めていき理解を得た。
今後の課題と問題点
後楽園の入場者数が年々減少している中、出石町という小さな町ではあるが、後楽園や岡山城などと連携を取り合ってイベントを企画しなければならない。町内に店舗が増えたとはいえ、お客様が1日中遊べる場所ではない。新聞などでよく取り上げてくださるので出店希望の方も多く相談も受けるが、理想と現実を説明すると、なかなか出店に至らない。空き店舗はあるがオーナーの了解が取れず、断念する。土日祭日は、賑やかに見えるが、平日と冬から桜の時期までは閑散としているため、経営的に不安であるという現実。などが問題点である。
もう1つの問題点は、駐車場である。この辺りにないため車のお客様には敬遠されがちである。各店舗に駐車場を確保している店舗は少なく、有料駐車場も少ないため、通り過ぎの街になっている。倉敷美観地区とは言わないが、観光地の賑わいが欲しい。そのためのには、各店舗の努力も必要だが、行政の協力も得たいものである。