論語の学習を通して、礼節や美徳を学ぶ 〜声を出して、みんなで論語を読む。〜
団体名:声を出して子どもとともに論語を読む会
代表者:大河原 喬 所在地:岡山県 助成年度:2011年度 教育活動助成
代表者:大河原 喬 所在地:岡山県 助成年度:2011年度 教育活動助成
研究の目的
論語を学ぶことにより、礼節や美徳を学ぶ。
研究の経過
本会は、平成20(2008)年1月に発足して以来、これまでに14回開催した。
子どもたちが参加しやすいように、夏休み、冬休み、春休み期間中に、年3回開催している。
当初は、小学校低学年を対象としていたが、保護者や高齢者の学習意欲が高く、現在は、子どもから大人まで、幅広い年齢層が参加している。
講師には、岡山大学名誉教授廣常人世先生をお迎えしている。
学習方法は、言葉の意味を解釈することより、音読と素読に重点を置いている。「読書百遍、意自ずから通ず。」の考えである。学習範囲は、五百近い論語の言葉の中から、重要性の高い言葉を三十数句取り上げ、それを繰り返し学んでいる。ただ、飽きないようにするため、毎回一、二句を新たな語句を学んでいる。
会場は、参加者の学習意欲を高めるため、歴史的建造物である後楽園の鶴鳴館を使用している。
研究の成果
子どもたちは、孔子の説く教えを十分には理解できていないだろうが、成長とともに理解を深め、その教えを人生の指針してくれることを期待している。
大人たちは、これまでの人生を振り返りながら、含蓄ある言葉をかみ締めている。
今後の課題
1.参加者の増員
毎回の参加者は、概ね約25名であるが、50名を目標にして、増加策を模索中である。
(執筆者:本会事務局平田晴彦)