岡山における「桃太郎という文化」を再評価する礎となる書籍の編纂に取り組む
団体名:吉備学会(文化研究部会)
代表者:松畑熙一 所在地:岡山市 設立年:2007年 メンバー数:110名 助成年度:2010年度 文化活動助成
代表者:松畑熙一 所在地:岡山市 設立年:2007年 メンバー数:110名 助成年度:2010年度 文化活動助成
目的
岡山における「桃太郎」は昔話の登場人物であると同時に、岡山の歴史と深く結びついた存在である。同時に、地域おこしや産業における「ブランド」として存在している。
これらを吉備学会・文化研究部会では加原奈穂子(東京芸術大学講師)氏の3度の講演を柱に平成20年度より取り組んできた。
このまとめとして、「桃太郎という文化」を再認識・再評価する礎となる書籍の出版を行うことを目的とする。
経過
「桃太郎」に関して、平成20年度・21年度に吉備学会のイベントにおいて加原奈穂子(東京芸術大学講師)氏に講演をいただいた内容「○桃太郎伝説地の成り立ち」、「○文献に現れた桃太郎の歴史」、「○地域おこしと桃太郎」を原稿に起こし、基調とすることにし、「桃太郎」にこだわり続けた方々への寄稿を依頼した。・眞鍋芳生氏 (造形作家・鬼の面)
・延原正浩氏 (うらじゃ踊り)
・住宅正人氏 (桃太郎のからくり博物館館長)
・古川克行氏 (岡山市デジタルミュージアム)
・東隆志氏 (郷土玩具作家)
・真鍋徳仁氏 (桃太郎ジーンズ・藍布屋パリ支店長)
・園山春二氏 (桃たろう美術館)
・大橋宗志氏 (吉備学会文化研究部会/山陽新聞社営業局事業本部長)
・立石憲利氏 (吉備学会文化研究部会長)
・松畑熙一 (吉備学会会長/中国学園大学・中国短期大学学長)
同時に岡山県内で「桃太郎」「おに」といった名称の付く店、地名をできるだけ収集し、総覧的なものを掲載するように調査を開始した。
活動は以下の通り。(平成22年度分)
・平成22年5月21日(金)出版委員会(定例部会)
・平成22年6月30日(水)出版委員会(定例部会)
・平成22年8月27日(金)出版委員会(定例部会)
・平成22年12月7日(火)出版委員会(定例部会)
成果
今回の調査・寄稿の中で、商品や祭りの「ブランド」としての「桃太郎」像が分かってきた。これは「桃太郎」に関して、これまで民話や岡山の歴史と関連付けた話題と共に、「桃太郎という文化」について、再度認識することができた。今回の編纂作業を通して産官学民協同で「桃太郎」についての研究を行い、新たな提言につなげていく緒に就くことができたのではないかと思う。
今後の課題と問題点
今回、「桃太郎」にまつわる商店、施設などの調査を行ったが、屋号の確認作業など、今後より精度を高めていく必要を感じた。
また、編集の過程でスケジュールの変更が発生し、今年度中の出版社への入稿が間に合わず、平成23年度中の入稿となることとになった。
今回の「桃太郎」に関する出版に続き、今度は「鬼(オニ)」「温羅(ウラ)」についての調査を続けて吉備という地域について研究を深め、第2弾となる出版ができるような資料を積み重ねて行きたいと思う。