小冊子を通じての地域づくり

団体名:menpei
代表者:井筒木綿子 所在地:備前市 設立年:2008年 メンバー数:2名
助成年度:2008年度 文化活動助成
  • 「吉永で暮らすこと。」表紙
  • 山陽新聞(平成20年10月15日)

目的

「なにもない」と地元の方々が嘆く吉永。
私たちのようなヨソモノから見れば、豊かな自然、おいしい食べ物、きれいな星空、そして、温かく迎えてくれる地域のみなさま。「なにもない」どころか、本当にいろんなコトにあふれていると考える。一方で、吉永は県内外含め、他地域の方々にはほとんど知られていない存在である。よって、「吉永で暮らすこと」とはどういうことかを他地域の方々へ伝えつつ、そのフィードバックとして、①吉永の方に地元の素晴らしさを再発見し、②吉永での暮らしに誇りを持っていただき、③「暮らし」を楽しんでいただくことを目的とする。

経過

2008年1月小冊子構想完成
2月制作開始
9月完成

成果

◆制作段階
制作段階においては、掲載予定のペレットストーブ利用者、およびお店の方々とのコミュニケーションを図ることができた。一方、吉永についての魅力をアウトプットする中で、改めて吉永の魅力を自ら反芻することができた。
◆新聞:山陽新聞東備版(08.10.15)に掲載いただいた。
◆地元からの反響
市職員、吉永小学校教諭、吉永住民の方々から「ぜひほしい」という問い合わせのメールをいただいた。また、ガソリンスタンド経営の方からは、「本当は地元の人間がこういうものを制作しなければならないのに、外から来た若者がやってくれるとは。ますます頑張らないといけない。」という感謝の言葉をいただいた。
◆地域外からの反響
地域外として、岡山市(飲食店)、神戸(古着屋、飲食店等)、高松(香川県、飲食店、古本屋)などに置かせていただいた。その結果、神戸の若い女性から「感銘を受けて、自分でも作りたいと思って動き始めた」という嬉しい言葉をいただいた。その他、多数のメール等ご連絡をいただいた。
◆全体総括
人の心、地域の文化、風土はそう簡単には動くものではない。
しかしながら、小冊子を通して一石を投じ、少しでも人の心に届いたならば、大きな成果だったと考える。また、地域外の方から「こないだ吉永通ったわよ」など伝えていただいたことから、地域外の方に吉永を認識していただくような成果があったと考える。

今後の課題と問題点

1.制作段階での地域との関わり方
本作品は、初出版であったため、メンバー2名のみで制作した。ただし、地域との関わりの中で制作することも重要と認識しており、次回以降の作品においては考慮していきたいと考える。

2.デザイン、写真スキルは次回以降の課題である。

3.配布方法
本作品は無料配布で知り合いの方のお店に置いていただくことが多かった。
次回以降は、価格を含めて配布方法についての再検討が必要との認識である。

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