算数科の思考活動を補助するディジタルコンテンツの活用実践 ―ICT活用で、より多くの児童が絶対評価Bを達成するための試み―

団体名:岡山市立浦安小学校
代表者:伊藤 裕之 所在地:岡山市 
助成年度:2005年度 教育研究助成

研究の目的

抽象概念が段階的に取り入れられる算教科であるが、下学年では発達段階の個人差も大きく、適時に数量感覚が追いついていない児童や、イメージのなかで具体物操作をすることが難しい児童も多い。このことから、シミュレーションの手法を効果的に取り入れることが抽象概念の理解に有効であると予想されるが、既存のコンテンツは、学習内容の理解に重点をおいたものが多く、思考場面では活用しにくい場合もある。そこで、本研究では、算数科の中でも基礎的な領域「数と計算」における第2、3学年の単元「たし算とひき算の筆算」で、筆算の計算方法の意味を考える場面を取り扱い、思考活動に効果的なコンテンツ作成と活用の仕方を実践のなかで探る。
そして、より多くの児童が思考活動に主体的に取り組み、絶対評価Bに到達できることをねらう。

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